MISC

2018年

猫の腎性貧血におけるESA耐性 ―炎症に伴う鉄代謝障害を中心に―

獣医腎泌尿器学会誌
  • 岩井 聡美

10
1
開始ページ
12
終了ページ
22
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.24678/javnu.10.1_12
出版者・発行元
日本獣医腎泌尿器学会

獣医療において人のESA製剤が腎性貧血の治療に応用されているが、異種タンパクに対する免疫反応を介する抗体産生再生不良性貧血の発生が問題である。近年、ESA耐性に対する鉄代謝障害の関与が注目されており、ヘプシジンと呼ばれる鉄代謝抑制ホルモンが炎症に伴う貧血の発生に関与する主要なメディエーターであると考えられている。猫の腎性貧血における鉄代謝機構の解明がESA耐性克服の重要なブレークスルーとなりうるため、本稿において詳述したい。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.24678/javnu.10.1_12
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130006733820
ID情報
  • DOI : 10.24678/javnu.10.1_12
  • ISSN : 1883-2652
  • CiNii Articles ID : 130006733820
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000389943944

エクスポート
BibTeX RIS