論文

査読有り
2020年1月

生活環境における除去土壌保管に係る線量評価

Radiation Protection Dosimetry
  • 高井 静霞
  • ,
  • 島田 亜佐子
  • ,
  • 澤口 拓磨
  • ,
  • 武田 聖司
  • ,
  • 木村 英雄

188
1
開始ページ
1
終了ページ
7
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1093/rpd/ncz250

福島第一原子力発電所事故後の除染活動によって発生した除去土壌は、福島県外ではそのほとんどが、学校・公園または宅地等の除染が行われた現場において除染ガイドラインに従って保管されている。実際の現場保管において、バックグラウンドを含まない除去土壌からの追加被ばく線量や、原則制限されている保管場所への立入に対し、その立入の被ばく線量の程度を把握しておくことは、継続的な現場保管および現場保管の有効性の確認のために重要である。本研究では、現在の福島県外における様々なタイプの現場保管の情報に基づき、居住者および利用者の被ばく線量を評価した。その結果、居住による線量は10$^{-2}$-10$^{-3}$mSv/y、立入による線量は10$^{-3}$mSv/yオーダーであった。よって、福島県外における現在の現場保管による被ばくは1mSv/yに比べ十分小さいことが確認された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1093/rpd/ncz250
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5065927
ID情報
  • DOI : 10.1093/rpd/ncz250
  • ISSN : 0144-8420

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