論文

査読有り
2019年5月

福島第一原子力発電所事故の除去土壌を土地造成に再利用した場合の線量評価

Proceedings of 27th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-27) (Internet)
  • 島田 亜佐子
  • ,
  • 根本 宏美*
  • ,
  • 澤口 拓磨
  • ,
  • 武田 聖司

開始ページ
6
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1299/jsmeicone.2019.27.1370

福島第一原子力発電所事故後の除染作業等により発生した除去土壌を土地造成の資材に再利用することは、廃棄物の効率的な減量のための用途の1つとして考えられている。本研究では、再生資材を土地造成へ利用したケースに対し、施工から供用(植栽による緑地化)に至るまでの作業者及び一般公衆に対し被ばく経路を設定し、線量評価を行った。その結果から、年間追加被ばく線量が1mSv/yを超えない放射性セシウム濃度レベルを算出した。また、供用時の一般公衆に対する追加被ばく線量を10$\mu$Sv/y以下に抑えるために必要な構造材(客土)厚さ条件を検討した。さらに、仮に地震,森林火災等の災害による土地造成地の変状等が生じた場合の追加被ばく線量を評価し、災害及び復旧時の追加被ばく線量が1mSv/yを超えないことを確認し、これらの評価から土地造成として再利用可能な濃度レベルを提示した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1299/jsmeicone.2019.27.1370
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5063891
ID情報
  • DOI : 10.1299/jsmeicone.2019.27.1370
  • ISSN : 2424-2934

エクスポート
BibTeX RIS