2018年4月 - 2022年3月
神経細胞由来エクソソーム解析による病態バイオマーカーおよび創薬ターゲットの創出(代表)
国立研究開発法人日本医療研究開発機構 日本医療研究開発機構研究費 平成30年度 認知症研究開発事業[二次公募]
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 62,500,000円
- (直接経費)
- 51,797,489円
- (間接経費)
- 10,702,511円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究では、研究開発代表者 (大阪大学・大阪大学医学部附属病院 老年内科) が検体および臨床情報を提供し、研究開発分担者 (武田薬品) がエクソソーム解析技術を提供する。パスウェイ解析結果や生化学的バイオマーカーと各種臨床情報を合わせて考察することで病態の解明とそれに基づいた創薬ターゲットの提案および検証することを目的とする。超早期から早期(プレクリニカルアルツハイマー病患者を含む)の認知症患者の脳脊髄液エクソソームおよび末梢血神経細胞由来エクソソームのmRNAの網羅的解析、tau、Aβやシナプス関連タンパク質の解析からどのような生物学的経路が疾患によって影響を受けているか、または疾患に影響を与えうるかを考察する。得られた結果から、臨床での診断に有用な生化学的バイオマーカーの縦断的研究を実施する。また、新規創薬ターゲットに関して非臨床モデルでの検証を実施し、創薬研究へ適用するため方法を構築する。