共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年6月 - 2021年3月

エコヘルスアプローチによる開発途上国の若者の健康発達のリスク因子と保護因子の探求

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)  挑戦的研究(萌芽)

課題番号
18K19671
体系的課題番号
JP18K19671
配分額
(総額)
6,240,000円
(直接経費)
4,800,000円
(間接経費)
1,440,000円

2018年度は「ラオスの社会開発と経済発展は、若者の意識や生活・ライフスタイル、教育、仕事、家族、健康、将来の希望にどのような影響をもたらしているか」という研究疑問を立て、ラオス国立大学の研究協力者の協力を得てラオス語版のインタビューガイドを作成し予備的インタビューを実施した。対象者は、青年同盟の協力が得られず、大学生とした。本年度は、パクセ教員養成大学2名、ラオス国立大学教育学部5名の学生に予備的インタビューを行った。
インタビューの質問は、ラオスの経済発展や社会開発を、どのように考えていますか/ラオスの経済発展や社会開発は、若者世代にどのような影響を与えていると思いますか/ラオスの経済発展や社会開発で、親の世代と比べて、若者の生活の仕方やライフスタイルは影響を受けて、どのように変わっていますか/親の世代と比べると、若者の食生活には、どんな違いがありますか/ラオスの経済発展や社会開発で、親の世代と比べて、若者の教育に対する考えはどのように変わっていますか/仕事、将来の就職の面では、親の世代と比べて、若者が置かれている状況はどのように変わっていますか/親の世代と比べて、若者の家族関係は違ってきていますか/若者のレジャーは、親の世代と比べて、どんな違いがありますか/病気や健康面では、親の世代と比べて、若者の状況は変わってきていますか/自分の将来について、親の世代と比べて、希望を持てるようになっていますか、といった質問である。
暫定的な分析だが、多様な認識が語られていた。ラオスは多分野でテクノロジーが普及し、服装やレジャーなど親世代と比べ西欧化している。教育や雇用の機会も高まっている。一方、家族や人の繋がりの大切さは変わらない。都市と鄙との格差の拡大は問題と認識されていた。また、感染症による健康課題に加え、薬物やHIVの問題があると語られた。食生活の変化は、認識が分かれていた。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K19671
ID情報
  • 課題番号 : 18K19671
  • 体系的課題番号 : JP18K19671