共同研究・競争的資金等の研究課題

2006年 - 2008年

高速道路建設における国民投票の意義-民主主義と経済効率との対立に着目して-

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
18330057
体系的課題番号
JP18330057
配分額
(総額)
11,280,000円
(直接経費)
9,900,000円
(間接経費)
1,380,000円

本研究では, 高速道路や新幹線など空間的に線的に伸びる社会基盤施設整備に関して, 選挙民が投票で集団意志決定する場合, 施設がどこにどれだけ配置されるのかを空間的に導出し, どの程度経済的に効率的なのかあるいは公平なのか, を考察した. 投票ゲームによる配置と社会的な最適配置とを比較するなどを通して, 投票という集団意志決定がどの程度経済的に悪化させるのか, そして不公平にするかを理論的に評価した. さらには, 道路という社会基盤建設では, ステークホルダーは多様である. ゲーム理論のナッシュ均衡, 多目的計画問題でのパレート最適, 地理ネットワーク評価での地理値を用いて, 高速道路建設の影響を均衡という複眼的見地から理論的に論じた.

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-18330057/18330057seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18330057
ID情報
  • 課題番号 : 18330057
  • 体系的課題番号 : JP18330057