クリープによるODS鋼のナノ組織変化
日本金属学会2021年春期(第168回)講演大会
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- 開催年月日
- 2021年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- online
- 国・地域
- 日本
酸化物分散強化型(ODS)鋼のナノ組織である酸化物分散粒子について、クリープ試験を経験した場合の安定性をX線小角散乱(SAXS)を用いて評価した。800$^{\circ}$C以下のクリープ試験では、酸化物分散粒子のサイズは殆ど変化していなかった。800$^{\circ}$C以上ではサイズが大きくなる傾向を示すものの、1000$^{\circ}$Cでのクリープ試験後もナノサイズのY$_{2}$Ti$_{2}$O$_{7}$酸化物粒子の存在が確認でき、ODS鋼中の分散粒子が高温クリープ試験下でも安定性に優れていることが明らかとなった。