共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年 - 2021年

筋-脂肪組織ネットワークによる骨格筋制御の特性を考慮した運動プログラムの開発

文部科学省  若手研究  若手研究

課題番号
19K20026
体系的課題番号
JP19K20026
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
3,300,000円
(直接経費)
3,300,000円
(間接経費)
0円
資金種別
競争的資金

肥満患者の体脂肪量や体脂肪率、骨格筋量はサルコペニア患者よりも有意に高値を示したが、骨格筋率は有意に低値であった。また、肥満患者のマイオスタチン(MSTN)は有意に低値を示し、アディポネクチン(APN)には有意差を認めなかった。肥満患者のMSTNを規定する独立因子は四肢除脂肪率、血管内皮機能、イリシンが抽出された。一方、減量プログラム前後では、体脂肪率が有意に減少し、除脂肪率、APNとMSTNが有意に増加する中で、MSTNの変化を規定する有意な独立因子は、APNの変化のみであった。
以上のことから、筋と脂肪組織のクロストークによって骨格筋量の変化を調整している可能性が示された。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K20026
ID情報
  • 課題番号 : 19K20026
  • 体系的課題番号 : JP19K20026