2014年12月
地域とつながるアレルギー教室
日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会誌
- 巻
- 12
- 号
- 3
- 開始ページ
- 298
- 終了ページ
- 301
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)日本小児臨床アレルギー学会
当科では、月2回のペースで、入院・外来通院患者を対象にアレルギー教室を開催している。17年間アレルギー教室を多職種で続けているが、近年は、アレルギー教室の参加者が減少していたこともあり、様々な対策を講じている。たとえば、夏・春・冬休みに親子で参加できる患者主体のこどもアレルギー教室を開催したり、内容を基礎編・発展編に区別して参加しやすくした。また当院通院中の患者本人や保護者だけでなく、案内を地域の医師や看護師、薬剤師や保健師、園・学校関係者、他院通院中の患者にも広げて自由に参加できるように工夫した。その結果、地域からの参加者が徐々に増え、地域との連携が図れるようになってきた。小児アレルギーエデュケーターが5名在籍するので、アレルギー教室の運営について医師・多職種との連携がとりやすくなった。さらに地域とのつながりの中で対象者が望む教室内容を取り入れ、アレルギー教室を継続していきたいと考える。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1348-1215
- 医中誌Web ID : 2015168076