論文

査読有り
2013年12月

日本における中距離スケール$^{85}$Kr濃度測定値によるラグランジュ型大気拡散モデルの検証

Journal of Nuclear Science and Technology
  • 寺田 宏明
  • ,
  • 永井 晴康
  • ,
  • 山澤 弘実*

50
12
開始ページ
1198
終了ページ
1212
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1080/00223131.2013.840545

数十から数百km(中距離)スケール領域における$^{85}$Kr濃度測定値を用いて、日本の六ヶ所再処理施設からの放出率を用いた拡散シミュレーションを実施することで、原子力緊急時対応システムWSPEEDI-IIのラグランジュ型大気拡散モデルを検証した。2008年4月及び9月の$^{85}$Krの週平均濃度計算値は、測定値とファクター2の精度で一致したが、2kmから54kmの気象モデルの水平格子解像度についての感度解析から、計算結果の格子解像度依存性が示唆された。そこで、比較的高解像度の拡散シミュレーションにおける冗長な拡散効果を減少させるため、感度解析結果をもとに水平拡散パラメータの経験的な修正を試みた。この修正により、濃度計算値の格子解像度依存性が軽減された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1080/00223131.2013.840545
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5042056
ID情報
  • DOI : 10.1080/00223131.2013.840545
  • ISSN : 0022-3131

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