2018年4月 - 2020年3月
ジルコンを用いる過去環境推定法に基づく福島デブリ生成環境の解析手法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
本研究では、2011年に発生した福島第一原子力発電所事故で生成した燃料デブリ中に生成したと推定するジルコン鉱物を用いて、事故当時の炉内の環境条件の推移を解析するための技術開発を行った。この結果、1Fを想定した模擬燃料デブリ中においてもジルコンが生成することや、ジルコンの分析により生成時の酸化状態が推定できること、ジルコンは冷却水中で一部溶解するが、溶液条件や周囲の環境によって溶解が抑制され、事故当時の記録を残したままの状態で保存されている可能性があること等を示した。
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- 課題番号 : 18K14163
- 体系的課題番号 : JP18K14163