1999年5月6日
Tender オペレーティングシステムにおけるプロセス間通信機能の実現と評価
電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム
- ,
- 巻
- 99
- 号
- 37
- 開始ページ
- 95
- 終了ページ
- 100
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
プログラム構造を重視して機能を実現したTender(The ENduring operating system for Distributcd EnviRonment)オペレーティングシステムのプロセス間通信機能について述べる。Tenderでは、単一仮想記憶と多重仮想記憶を融合したヘテロ仮想記憶を実現した。ヘテロ仮想記憶では、複数の仮想記憶空間が存在し、ーつの仮想記憶空間に0個以上のプロセスが存在でき、プロセスが仮想記憶空間の間を移動できる。このため、プロセスの処理内容に合わせて、協調処理を行なうことが可能である。本論文では、Tenderのメモリ関連資源とヘテロ仮想記憶の特徴を生かしたプロセス間通信機能について述べる。プロセス間通信に関わる資源として、資源「コンテナ」、「コンテナボックス」、「イベント」を導入し、実現した。また、実測と評価により、プロセス間通信の基本性能を示す。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- J-Global ID : 200902117411706229
- CiNii Articles ID : 110003180473
- CiNii Books ID : AN10013141