2018年9月
動物医療におけるCT撮影時のCT室内散乱線分布と介助者の被ばく量の推定
動物臨床医学
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- 巻
- 27
- 号
- 3
- 開始ページ
- 095
- 終了ページ
- 101
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 動物臨床医学会
人の医療ではCT室内の散乱線量や散乱線分布に関する報告は数多くあるが、動物医療におけるCT撮影時の具体的な散乱線量の調査は見当たらない。そこで今回、動物病院におけるCT検査時のCT室内の散乱線量を測定した。実際の臨床現場で使用する撮影条件を用いてCT室内の散乱線空間マッピングを、頭部・胸部・腹部・骨盤撮影ごとに作成した。マッピングの測定は、床からの高さは50、100、150、200cmの4平面で行い、全260ヶ所で行なった。その結果、骨盤撮影時のガントリー中心から尾側50cm離れた寝台上で最大の133μSvの散乱線量が記録された。また、床からの高さ100cmが最も散乱線が大きく、次いで150、50、200cmの順に小さくなった。ガントリー脇は最も散乱線量が小さいエリアとなった。ガントリーの100cm四方は散乱線量が大きく、寝台から離れるに従って小さくなった。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1344-6991
- eISSN : 1881-1574
- 医中誌Web ID : 2019065250