MISC

2010年10月

チェレンコフ光を利用した炉内監視システムに関する開発

KURRI Progress Report 2009
  • 土谷 邦彦
  • 北岸 茂
  • 長尾 美春
  • 竹本 紀之
  • 那珂 通裕
  • 木村 明博
  • 佐野 忠史*
  • 宇根崎 博信*
  • 義本 孝明*
  • 中島 健*
  • 藤原 靖幸*
  • 奥村 清*
  • 山本 修二*
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開始ページ
終了ページ
196
記述言語
英語
掲載種別

チェレンコフ光を利用した計測技術として、チェレンコフ光測定装置(CVD: Cerenkov Viewing Device)による使用済燃料の監視及びモニタリングがあり、IAEAの使用済燃料の査察に用いられている。一方、チェレンコフ光による原子炉内の計測技術はこれまで実施されておらず、京都大学研究用原子炉(KUR)や原子力機構JRR-3のプール型研究炉では、運転管理として原子炉の炉心部をCCDカメラで観察しているのみであり、定量的な評価は行われていない。本研究では、原子炉出力変化時におけるチェレンコフ光の輝度などの変化を定量的に測定・評価することにより、通常の計装では検出できない炉心内の核的・熱的情報をリアルタイムで取得するための炉内監視システムの開発を行った。予備試験として、原子力機構が準備する観察装置を用いて、各種フィルターの減衰率評価及び画像解析を行った。この予備試験結果により、KURに設置する炉内監視システムを構築し、次年度からKUR起動・停止時におけるチェレンコフ光の変化を計測する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5025543

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