論文

査読有り
2011年5月

建学の精神の理解度と教育方法の調査研究

仏教文化研究所紀要
  • 蜷川祥美

11号
開始ページ
59
終了ページ
148
記述言語
日本語
掲載種別

当論文は、岐阜聖徳学園大学において、建学の精神の理解を深めるために設置された必修授業「宗教学」に対する学生の理解度を、別キャンパスの同科目担当者と共同で行った調査研究である。その担当者とは平成22年にテキスト『宗教学ノート』を発行し、経済情報学部を除く学部における共通テキストとして講義で使用している。本研究は平成20年12月から23年3月までに、浄土真宗本願寺派教学助成財団の教学研究資金助成を用いて行った。方法としては第1回目と最終回にアンケートを行い、建学の精神に対する理解度を調査した。結果として、「宗教」「仏教」に対する学術的な教養知識を身につけ、親鸞などの仏教者の哲学、生き方などの学びを通して、それらに対する先入観、イメージが翻され、授業を通して理解度が深まったということが分析されている。

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