2019年3月15日
茨城県で生育したコウヨウザンの強度性能
日本木材学会第69回大会研究発表要旨集, D15-P-11
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- 開催年月日
- 2019年3月14日 - 2019年3月16日
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- ポスター発表
- 開催地
- 北海道函館市
コウヨウザン(Cunninghamia lanceolata)は、中国・台湾を原産とするヒノキ科の針葉樹である。近年、早生樹種として注目されているが国内においては神社等、限られた場所での少数の植栽事例が多く、国内で生育した材の強度特性についての検証は不十分である。そこで本研究では茨城県日立市で生育した樹齢約20年生のコウヨウザンを用いて、曲げ試験・縦圧縮試験・めり込み試験を行い、各強度性能を明らかにした。原木と製材後の動的ヤングの傾向はスギと同等で、動的ヤング係数とみかけのヤング係数の間には比例関係が認められた。曲げ強度は、スギ無等級材と同程度であった。以上の結果より、若齢林のコウヨウザンは柱材としての利用が可能であると考えられる。
- リンク情報
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- 共同研究・競争的資金等の研究課題
- 西南日本に適した木材強度の高い新たな造林用樹種・系統の選定及び改良指針の策定
- URL
- http://www.jwrs.org/wood2019/