2020年4月 - 2024年3月
HTLV-1キャリアおよび成人T細胞性白血病リンパ腫患者における病態進展の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
本研究では、FFPE検体を用いてキャリアやATLLなどにおけるHTLV-1関連mRNAの発現をin situ hybridization (ISH) 法で検討する。さらに、mRNA発現の解析結果を基に免疫染色等によりタンパクの発現との関連を検討する。これらの結果を解析し、mRNAおよびタンパクの発現と臨床病理学的特徴に基づくキャリアやATLLなどの診断および治療の層別化を行うことを目的としている。
2021年度では、主に古典的Hodgkinリンパ腫と類似した形質を有するATLL症例について学会報告を行った。HBZおよびTax mRNAのISH、免疫組織化学、PCR法を行い、大型細胞の起源および周囲細胞との関連を検討した。これらの成果については、現在論文作成中である。また免疫不全状態のATLL症例について学会報告を行い議論・考察を深め、引き続き臨床病理学的検討を行っている。
その他、キャリアにおける反応性リンパ節炎などについて引き続き症例集積を行い、HTLV-1関連mRNAの発現と腫瘍免疫関連蛋白を中心としたタンパクの発現との関連を病理標本上で詳細に検討する予定である。
2021年度では、主に古典的Hodgkinリンパ腫と類似した形質を有するATLL症例について学会報告を行った。HBZおよびTax mRNAのISH、免疫組織化学、PCR法を行い、大型細胞の起源および周囲細胞との関連を検討した。これらの成果については、現在論文作成中である。また免疫不全状態のATLL症例について学会報告を行い議論・考察を深め、引き続き臨床病理学的検討を行っている。
その他、キャリアにおける反応性リンパ節炎などについて引き続き症例集積を行い、HTLV-1関連mRNAの発現と腫瘍免疫関連蛋白を中心としたタンパクの発現との関連を病理標本上で詳細に検討する予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K16208
- 体系的課題番号 : JP20K16208