講演・口頭発表等

2015年5月29日

車椅子の移乗時における使用者の負担を軽減する電動機構付き車椅子の提案

日本デザイン学会研究発表大会概要集(CD-ROM)
  • 篠原由樹
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  • PASKEVICIUS Algirdas
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  • 永瀬彩子
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  • 蘆澤雄亮
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  • 小野健太
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  • 渡邉誠

記述言語
日本語
会議種別

現在,車椅子の移乗時における転倒・転落事故が問題になっている.改善策として,移乗指導の充実や福祉用品,環境設備の改善が求められており,特に車椅子の改善が重要視されている. 一方で,高齢化が進むにつれ,介護者不足問題が深刻化し,車椅子使用者が自ら操作できる福祉用具が求められている.また,車椅子の使用者は他人へ迷惑をかけたくないという思いが強いという報告がある.移乗補助製品として,トランスファーボードや移乗を補助する車椅子などが販売されているが,それら製品の大半は移乗時に介護者の負担を軽減する為のものである.また,移乗先へ高低差がある場合には使用に適さないという問題もあり,車椅子使用者が自ら操作するための移乗補助製品として十分ではないのが現状である.車椅子の中には使用者自身の移乗を助ける機能にはリクライニングやリフトなどがある.それらは大きな動力を必要とするため,電動車椅子で使われており,これも介護者の負担を軽減するのが目的である.本研究は、車椅子使用者の移乗時における負担を軽減 する電動機構付き車椅子の製作を目的とする.

リンク情報
URL
http://jglobal.jst.go.jp/public/201502201375782150