2021年4月 - 2025年3月
骨肉腫における抗がん剤耐性や肺転移に関するマイクロRNAの解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の目的は、骨肉腫の抗がん剤耐性や肺転移における促進もしくは抑制因子としての マイクロ RNAの解析を行うことであり、具体的には、ヒト骨肉腫細胞株の親株、抗がん剤耐性株、高肺転移株を対象に以下の課題について検討を行う。
1) 親株、抗がん剤耐性株、高肺転移株とのマイクロ RNAの発現を比較検討
2) マイクロRNAの発現解析に基づいて、その下流のメッセンジャーRNA(mRNA)やタンパク質の発現解析ならびにその分子の抗がん剤耐性能獲得、肺転移の促進もしくは抑制効果を、マウスを用いた in vivo での比較検討
親株、抗がん剤耐性株、高肺転移株の分子プロファイリングを解析し、抗がん剤耐能獲得や肺転移能獲得の機序解明や治療法開発を目指す。
本年度の研究実績の概要は、細胞質に赤色蛍光タンパク、核に緑色蛍光タンパクを形質導入したdual-color ヒト骨肉腫143B細胞株へ骨肉腫治療薬であるシスプラチンとアドリアンシンをそれぞれ低濃度で培養液に加えて培養・継代を継続し、抗がん剤耐性の dual-color 143B細胞株(143B-CR-CDDP、143B-CR-DOX)を樹立した。また、dual color 143B細胞株をヌードマウスの脛骨に同所移植したマウスの肺転移から蛍光を有する肺転移巣を摘出培養し、前述のin vivo 継代を4代繰り返した dual color 143B-LM4 細胞株はすでに樹立している。
1) 親株、抗がん剤耐性株、高肺転移株とのマイクロ RNAの発現を比較検討
2) マイクロRNAの発現解析に基づいて、その下流のメッセンジャーRNA(mRNA)やタンパク質の発現解析ならびにその分子の抗がん剤耐性能獲得、肺転移の促進もしくは抑制効果を、マウスを用いた in vivo での比較検討
親株、抗がん剤耐性株、高肺転移株の分子プロファイリングを解析し、抗がん剤耐能獲得や肺転移能獲得の機序解明や治療法開発を目指す。
本年度の研究実績の概要は、細胞質に赤色蛍光タンパク、核に緑色蛍光タンパクを形質導入したdual-color ヒト骨肉腫143B細胞株へ骨肉腫治療薬であるシスプラチンとアドリアンシンをそれぞれ低濃度で培養液に加えて培養・継代を継続し、抗がん剤耐性の dual-color 143B細胞株(143B-CR-CDDP、143B-CR-DOX)を樹立した。また、dual color 143B細胞株をヌードマウスの脛骨に同所移植したマウスの肺転移から蛍光を有する肺転移巣を摘出培養し、前述のin vivo 継代を4代繰り返した dual color 143B-LM4 細胞株はすでに樹立している。
- ID情報
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- 課題番号 : 21K09207
- 体系的課題番号 : JP21K09207
この研究課題の成果一覧
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論文
2-
Molecular and Clinical Oncology 20(2) 13 2023年12月15日 査読有り責任著者
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BMC Cancer 23(1) 999 2023年10月18日 査読有り責任著者