2004年12月10日
照明機器を用いた視覚障害者用屋内位置案内システム : 受光特性の改善方法について
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
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- 巻
- 104
- 号
- 500
- 開始ページ
- 17
- 終了ページ
- 20
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
我々は視覚障害者の単独歩行を目的に照明機器を用いた屋内位置案内装置の開発を進めてきた.ここで蛍光灯通信の基本概念はSteven Leebらにより提案されその実現が期待されている.この方法は蛍光灯の発振周波数を変化させることにより情報を発信し,またフォトセンサで蛍光灯からの光波形を受信するものである.そこで我々は,独自に視覚障害者への応用を目的とした位置案内システムを開発し,その動作を実験により確認した.特に通信実験では,4800bpsから9600bpsへの通信速度の上昇にともない通信成功率が低下する結果となったため,この原因と思われる波形変動と,それに対する改善方法を検討した.本稿では波形変動の対策として行なった受光特性の改善方法,通信速度4800bps及び9600bpsにおける通信状況について述べる.また情報を送信する際に蛍光灯から発生するちらつきについてその発生条件を検証した結果を述べる.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110003288120
- CiNii Books ID : AN1001320X