2008年1月
大豆収穫における頭部損失低減技術の開発(第4報) : 切断部の試作と頭部損失低減効果の実証
農業機械學會誌
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- 巻
- 70
- 号
- 1
- 開始ページ
- 85
- 終了ページ
- 91
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11357/jsam1937.70.1_85
- 出版者・発行元
- 農業機械学会事務局
切断による茎稈の飛び出し要因と頭部損失との関係を明らかにし, 切断部設計寸法および作業条件の最適化を図った。また, 試作切断部の頭部損失低減効果を大豆品種, 作業条件が異なる農家圃場において実証的に評価した。受刃ピッチ, 切断速度比, 作業速度を変化させ頭部損失を測定した結果, 裂莢損失および落莢損失は非切断面積割合, 切断移動角, 傾斜角速度と相関が高いことが明らかとなった。切断移動角と傾斜角速度から算出した重心速度より茎稈の飛び出しを低減する条件を求めた結果, 受刃ピッチ50mm, 刈刃刃先角20°, 切断速度比1.03で頭部損失低減効果が高いことが示唆された。この切断部を狭ピッチ切断部と仮称し頭部損失を標準切断部と比較した結果, 狭ピッチ切断部の頭部損失は標準切断部よりも低くく, 大豆主茎長が低い条件では標準の約半分に低減された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11357/jsam1937.70.1_85
- ISSN : 1884-6025
- ISSN : 0285-2543
- J-Global ID : 200902206231514596
- CiNii Articles ID : 10020023942
- CiNii Books ID : AN00200470