MISC

2022年

デジタルゲームの人工知能製作手法における工数の比較

日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集
  • 三宅 陽一郎
  • ,
  • 鳥海 不二夫

12
開始ページ
55
終了ページ
58
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.57518/digrajproc.12.0_55
出版者・発行元
一般社団法人 日本デジタルゲーム学会

デジタルゲームにおける人工知能技術の技術選択は,各技術を採用した場合の工数の見積もりによる比較が大きなウェイトを占める決定要因である.デジタルゲームにおける人工知能技術は,開発者が,各ミッションの制御,各キャラクター制御にプログラムを記述する方法が80 年代から取られてきた手法であったが,次第にそのプログラムやデータを自動生成する手法へと発展してきた.この発展に際して,各制御にプログラムを記述するスクリプトによる記述手法を単位として,自動化された手法が,どの程度の工数に相当するかを推定する手法を提案する.それぞれのAI 技術が内包する自動化の度合いを見積もることが可能となる.そして,本手法によって大型・中型・小型・超小型ゲームにおいて,人工知能技術を導入するメリットを本手法によって計算する.結果として,大型ゲームにおいては100 倍スケール,中型ゲームでは数倍のスケールで工数削減のメリットがあり,小型・超小型ゲームでは逆にコストが高くなる結果を得た.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.57518/digrajproc.12.0_55
CiNii Research
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390295491692028032?lang=ja
ID情報
  • DOI : 10.57518/digrajproc.12.0_55
  • eISSN : 2758-6480
  • CiNii Research ID : 1390295491692028032

エクスポート
BibTeX RIS