2002年3月
事故地域における河川水中放射性核種の溶存形態
第43回環境放射能調査研究成果論文抄録集,平成12年度
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- 開始ページ
- 49
- 終了ページ
- 50
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
水環境における放射性核種の移行挙動の理解を進める目的で、チェルノブイル原子力発電所近傍の地域において、チェルノブイル事故により放出された放射性核種の河川水中の溶存形態について研究した。限外ろ過の手法を適用した野外環境での観測結果と、溶存化学種に関するモデル計算の結果、水中に溶存する$^{239,240}$Pu,$^{241}$Amについては、高分子量の溶存有機物との錯体形成が、それら核種の溶存形態に大きな役割を一般に有していることが示唆された。