共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年8月 - 2019年3月

多言語主義をめざした「国家語」という思想

日本学術振興会  科学研究費助成事業 研究活動スタート支援  研究活動スタート支援

課題番号
17H07101
配分額
(総額)
1,300,000円
(直接経費)
1,000,000円
(間接経費)
300,000円

本研究は、多言語主義をめざした「国家語」という思想をドイツ語圏、ロシア語圏、日本語空間にまたがってあきらかにしようとしたものである。ドイツ語圏で生まれた「国家語」(Staatssprache)は、2つの経緯を経て日本語に伝わった。1つは、保科孝一や田中克彦を介して日本語へと伝わった経緯であり、いまひとつはドイツ語圏からレーニンによってロシア語に翻訳され、その後1990年代に日本語へと伝わったルートである。
こうした歴史的言説のなかで国家語は、法的に制定されることが前提とされ、それを「肯定」する立場、そして「否定」する立場の二面性がある言説の束としてみいだすことができた。

リンク情報
URL
http://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-17H07101/17H07101seika.pdf
ID情報
  • 課題番号 : 17H07101

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論文

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