論文

2019年

04生-12-口-17 持久系アスリートの大動脈スティフネスと左心室収縮機能の関係

日本体育学会大会予稿集
  • 橋本 佑斗
  • ,
  • 岡本 孝信

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開始ページ
157_2
終了ページ
157_2
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.20693/jspehss.70.157_2
出版者・発行元
一般社団法人 日本体育学会

<p> 【背景】動脈スティフネスは心機能と密接に関連し、動脈スティフネスの増大は左心室収縮機能を低下させる。動脈スティフネスは左心室収縮機能と相関関係を示すことが明らかにされているが、動脈伸展性が高い持久系アスリートの動脈スティフネスと左心室収縮機能の関係は不明である。【目的】持久系アスリートにおける大動脈スティフネスと左室収縮機能の関係を明らかとする。【方法】持久系トレーニングを行なっているアスリート16名(20.3±1.1歳)を対象とした。大動脈スティフネスの指標として頸動脈―大腿動脈間脈波伝播速度(cfPWV)を、左心室収縮機能の指標として駆出率および内径短縮率を同日に測定し、cfPWVと左心室収縮機能との関係を評価した。【結果】cfPWVは左心室ポンプ機能の指標である駆出率との間に負の相関関係(r=-0.589、P=0.016)が認められた。また、cfPWVは心筋収縮力の指標である内径短縮率との間に負の相関関係(r=-0.579、P=0.019)が認められた。【結論】持久系アスリートにおいて、低い大動脈スティフネスは高い左心室収縮機能と関連することが示唆された。</p>

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.20693/jspehss.70.157_2
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007770079
ID情報
  • DOI : 10.20693/jspehss.70.157_2
  • CiNii Articles ID : 130007770079

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