論文

査読有り
2004年5月

波長13.9ナノメートルの空間的にフルコヒーレントなX線レーザーの開発とその応用

Applied Physics B
  • 永島 圭介
  • 田中 桃子
  • 錦野 将元
  • 岸本 牧
  • 加道 雅孝
  • 河内 哲哉
  • 長谷川 登
  • 越智 義浩
  • 助川 鋼太*
  • Tai R.
  • 加藤 義章
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78
7
開始ページ
927
終了ページ
932
記述言語
英語
掲載種別

波長13.9ナノメートルでの空間フルコヒーレントX線レーザーの開発に成功した。この実験は、2つのレーザー媒質を用いて、第1の媒質から得られるシード光を第2の媒質で増幅するもので、ビーム発散角が0.2ミリラジアンという極めて指向性の高いX線ビームが生成された。この発散角は、回折限界の2倍以内である。シード光は第2媒質中で屈折の影響無しに増幅されており、増幅係数はセンチメートル当たり約8であった。また、可視度の測定から、空間コヒーレンス長がビーム径より大きいことがわかった。こうした空間コヒーレンスの高いX線レーザーの応用研究として、強誘電体であるチタン酸バリウムの表面分域構造の観測を行い、キュリー温度近傍での分域構造の変化を明らかにした。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?25003
ID情報
  • ISSN : 0946-2171

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