永松 愛子

1999年特殊法人 宇宙開発事業団（現：JAXA）に入社、業務の傍ら、東京大学大学院 新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻を経て、総合研究大学院大学高エネルギー加速器科学研究科 博士後期課程修了。
ISS「きぼう」に搭載するPADLESの開発、セレーネ２ミッションに提案したRRMD-4検討、PS-TEPC、OMOTENASHIに搭載するD-Space等の開発を行う。
国際宇宙ステーション日本宇宙実験棟「きぼう」の宇宙放射線被ばく線量計測（船内定点環境モニタリング、ライフサイエンス実験のための線量計測、アジア人宇宙飛行士の個人被ばく線量計測）を担当。国際協力実験マトリョーシカ、遮蔽防護実験ALTCRISS（アルトクリス）実験の日本側PIを担当。
2007年から、向井千秋宇宙医学生物学研究室長の元、有人探査に向けた宇宙放射線に対する遮蔽・防護けんきゅう、放射線生物影響実験(メダカ、培養細胞）のための研究・技術開発を担当。モンテカルロシミュレーションPHITSによるISS「きぼう」モジュールのシミュレーションと実環境計測との比較研究を継続。
2016～2019年 JAXA広報部 報道・メディア課長を務める。
2019年より研究開発部門にて、低地球軌道から国際宇宙探査に向けた宇宙環境計測（宇宙放射線、デブリ等）の研究推進する。月周回有人拠点Gatewayの宇宙機関多極間会合の Radiation Splinterの日本側POCを務める。また、MMX搭載用惑星空間放射線環境モニタ（IREM：Interplanetary Radiation Environment Monitor）の開発チームを取りまとめる。

2010年本女性技術者フォーラム 都河賞、2013年アジア放射線研究連合(AARR) AARR Young Scientist Award等受賞。

国際宇宙ステーション「きぼう」の成果、月・火星探査に向けた有人惑星探査ミッションの実現にむけた技術開発や研究成果を下記に紹介しております。

＜データベース＞
■ISS宇宙放射線環境計測データベース（PADLES DB)
http://iss.jaxa.jp/spacerad/index.html

■ 「きぼう」利用成果レポート2014
http://iss.jaxa.jp/kiboresults/utilization/

https://iss.jaxa.jp/kiboresults/utilization/pdf/iss_kibo_results_2014.pdf

 ＜概要集＞

■宇宙放射線研究の最前線、FBNews No.518（2020.2.1発行）号〔施設訪問記83〕− 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センターの巻
　https://www.c-technol.co.jp/cms/wp-content/uploads/2020/02/FBN518_202002web.pdf

■公益社団法人 日本アイソトープ協会 冊子「展望」
「有人惑星探査と宇宙放射線―宇宙放射線研究が拓く次世代有人ミッションに向けて-」
http://www.jrias.or.jp/books/pdf/201410_TENBO_NAGAMATSU.pdf

＜ホームページ掲載情報＞
■ 完成10周年ブログ！、日本科学未来館　科学コミュニケーターブログ (2019.8取材)【きぼう・こうのとり10周年】見えないものを見る　奥深きPADLESの世界
　https://blog.miraikan.jst.go.jp/articles/2019103110padles.html

 
■放射線と地球の旅
https://www.jaea.go.jp/the_radiation_odyssey/pc/
⇒ エキスパートインタビュー
https://www.jaea.go.jp/the_radiation_odyssey/pc/expart/index.html

＊国際会議や国内学会発表、プロシーディング、報道・メディア対応は数百件とあまりに多いので、登録を割愛しています。

　PADLESデータベースhttp://iss.jaxa.jp/spacerad/index.htmlをご覧くださいませ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　－文献一覧 https://iss.jaxa.jp/spacerad/NI010.html　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　ー学会発表https://iss.jaxa.jp/spacerad/NI009.html