2020年4月 - 2022年3月
末期腎不全における皮膚色素沈着原因物質の同定と除去カラムの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
末期腎不全患者において必ず生じる皮膚合併症(色素沈着・乾燥・痒み)は患者のQoLに影響を与える重要な病態である。生体腎移植により色素沈着は速やかに改善することから、一般的な色素沈着物質メラニンではない原因物質が想定されるが、特定した報告はなく、本研究ではプロテオーム解析による網羅的な同定を目指した。
術後1か月での皮膚明度は術前と比較し、顔面、上腕、下腿で改善を認めた。腹部においても有意ではないものの改善傾向を認めた。プロテオーム解析では、腎移植後にケラチン・ファミリーのtypeⅠ,typeⅡやElongin-B、AMBP、PEBP-4等の発現が低下する一方、FAM98Cの発現上昇がみられた。
術後1か月での皮膚明度は術前と比較し、顔面、上腕、下腿で改善を認めた。腹部においても有意ではないものの改善傾向を認めた。プロテオーム解析では、腎移植後にケラチン・ファミリーのtypeⅠ,typeⅡやElongin-B、AMBP、PEBP-4等の発現が低下する一方、FAM98Cの発現上昇がみられた。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K18141
- 体系的課題番号 : JP20K18141