2017年4月 - 2021年3月
ホームモニタリングによるダウン症児の特異な睡眠体位と睡眠呼吸障害の関連の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
質問紙調査と自宅での簡易睡眠検査を用い、ダウン症者の睡眠体位と閉塞性睡眠時無呼吸の実態とその関連を調査した。約3割のダウン症者が「睡眠状態が悪い」と評価され、睡眠評価が悪い群では座臥位や座位など特異な睡眠体位で眠る者が有意に多く、睡眠潜時が有意に長く、呼吸停止や夜間覚醒が有意に多かった。
簡易睡眠検査を実施した10代ダウン症者8名全員が呼吸障害指数5以上であり、高頻度に閉塞性睡眠時無呼吸を合併していることが示唆された。無呼吸低呼吸イベント総数のうち約9割が仰臥位で発生しており、睡眠体位を工夫するように啓発することが重要である。
簡易睡眠検査を実施した10代ダウン症者8名全員が呼吸障害指数5以上であり、高頻度に閉塞性睡眠時無呼吸を合併していることが示唆された。無呼吸低呼吸イベント総数のうち約9割が仰臥位で発生しており、睡眠体位を工夫するように啓発することが重要である。
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- 課題番号 : 17K12389
- 体系的課題番号 : JP17K12389