2016年4月 - 2021年3月
T2K実験の高度化によるニュートリノのCP対称性の測定
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別推進研究
加速器の高度化:加速器に導入する装置が完成し評価を行った。計測光学系では、デザイン通りの視野、透過効率、感度の分布を得た。装置におけるビームとの結合インピーダンスの測定し、1GHz までの周波数において3.7Ωであり5Ω以下の目標を達成した。今後の大強度化に合わせて詳細なインピーダンスの閾値が検討され、さらに低い1Ω以下の要求が必要になり、すぐにはインストールが出来なかった。インピーダンス低減対策として、SiC やフェライトなどの磁性体を用いて不要高周波の吸収を行う方法のシミュレーションを行い、0.5 Ω程度までのインピーダンス低減が可能であることが分かった。
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ニュートリノビームラインの高度化:導入した非破壊型ビームプロファイルモニター(BIF)で取得したデータを元に、いくつかの改善を実施した。ビームデータを元に、光量など位置較正方法の改善のために、光学系の改良、読み出しチャンネルの増加、光センサーのゲイン増加等を実施した。平行して開発しているワイヤーを用いたプロトファイルモニターに関しては、新規に1台制作し、BIFのビーム位置測定の系統的な理解に用いることができた。
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前置検出器高度化:1cm角のプラスチックシンチレータキューブを多数積層した新構造のニュートリノ検出器「SuperFGD」の設計を完了した。設計完了後に、約6万チャンネルの波長変換ファイバーの組み立て、読み出しケーブルの調達、MPPC基板の製造、LED較正装置の製造を行った。建設に向けてMPPC基板の納品後試験を開始し、読み出しエレクトロニクス品質検査システムの構築を行った。さらに、データ収集システムや検出器建設の準備を進めた。また新たに設置されたWAGASCI-BabyMIND検出器においてエレクトロニクスを改良したうえで物理解析用のビームデータを取得し、ニュートリノ微分散乱断面積の測定のための解析を行っている。
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ニュートリノビームラインの高度化:導入した非破壊型ビームプロファイルモニター(BIF)で取得したデータを元に、いくつかの改善を実施した。ビームデータを元に、光量など位置較正方法の改善のために、光学系の改良、読み出しチャンネルの増加、光センサーのゲイン増加等を実施した。平行して開発しているワイヤーを用いたプロトファイルモニターに関しては、新規に1台制作し、BIFのビーム位置測定の系統的な理解に用いることができた。
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前置検出器高度化:1cm角のプラスチックシンチレータキューブを多数積層した新構造のニュートリノ検出器「SuperFGD」の設計を完了した。設計完了後に、約6万チャンネルの波長変換ファイバーの組み立て、読み出しケーブルの調達、MPPC基板の製造、LED較正装置の製造を行った。建設に向けてMPPC基板の納品後試験を開始し、読み出しエレクトロニクス品質検査システムの構築を行った。さらに、データ収集システムや検出器建設の準備を進めた。また新たに設置されたWAGASCI-BabyMIND検出器においてエレクトロニクスを改良したうえで物理解析用のビームデータを取得し、ニュートリノ微分散乱断面積の測定のための解析を行っている。
- ID情報
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- 課題番号 : 16H06288
- 体系的課題番号 : JP16H06288