Profile Information

Affiliation
Faculty of Medical Technology Department of Judo Therapy, Teikyo University
(Concurrent)
Degree
修士(スポーツ健康科学)(Mar, 2014, 順天堂大学)
博士(コーチング学)(Mar, 2017, 筑波大学)

Researcher number
40805933
J-GLOBAL ID
201701003756214560
researchmap Member ID
7000020146

コーチング(スポーツ指導)に資する研究を主に行なっています。

私自身が競技者として長年続けてきた、陸上競技のハンマー投の専門的トレーニング方法に関する研究で博士論文を作成しました。陸上競技の研究がネタ切れになったことをきっかけに、最近は博士号取得前から細々と取り組んでいる指導言語(指導者が運動指導の際に発する言葉)の哲学的研究を進めています。いくつかの幸運が重なり、現在は体育・スポーツ哲学を専門とする教員として勤務する機会を得ています。大学での授業経験から、教師の不勉強は学生にとって不幸であることを痛感し、哲学的研究だけでなく、担当授業で取り扱う倫理・歴史・文化等のテーマについても研究を進めています。

★現在取り組んでいるプロジェクト
・指導言語の哲学
・体育・スポーツ思想史(主に近世以降のフランスを対象、新教育運動とその周辺)
・スポーツの倫理・道徳(スポーツの価値や人間力に関する研究)
・オリンピック・パラリンピック教育に関する研究(川上若奈氏との共同研究)

主に取り組んでいる指導言語の哲学研究では、ソシュールやバンヴェニストといった言語学者の言語理論だけでなく、美学者佐々木健一の「タイトル論」や、ロシア・フォルマリズムの「異化」の概念といった、美学理論や文学理論を援用し、スポーツ場面における言語への説明を試みてきました。また、言葉による教育(不)可能性の議論との接続や、理想的な指導言語の記述可能性について論じたりもしています。

私自身、以上の指導言語の研究は応用的な研究と捉えており、周辺を行ったり来たりして、なかなか核心(中心部分)に迫れないもどかしさを感じています。そうしたわけで、ストーリーの全体像を考えずエピソード4からスタートしてエピソード6あたりまで進んでしまった感があります。今後はエピソード7以降のストーリー展開を目指した研究と並行してエピソード1ー3に相当する研究を行い、伏線を回収できるかが課題です。

ご連絡は以下のメールアドレスにお願いいたします。
hirose.kenichi.mv【@】teikyo-u.ac.jp

 


Awards

  5

Papers

  41

Misc.

  7

Books and Other Publications

  2

Presentations

  41

Other

  1
  • International Journal of Sport and Health Science、体育・スポーツ哲学研究、九州体育・スポーツ学研究、陸上競技学会誌