帖佐 幸樹

専門は日本語教育学〈日本語文法研究〉です。

主な研究テーマは以下の３つです。

①　日本語学習者にとって，効率的，かつわかりやすい文法説明の構築 

②　有標的表現の使用動機の解明

③　類義語の使い分け規則の解明

①について

ある形式について，言語学・日本語学的知見と，当該形式の運用実態を踏まえながら，日本語学習者にとって効率的でわかりやすく，それでいて腑に落ちる文法説明を考えることを目指しています。最近は共同研究者と共に，韓国語話者に向けた文法説明を考えることに注力しています。

②について

使用を回避しても文法的には問題ない表現に着目して，なぜ母語話者はその表現を敢えて使用するのかという使用動機を明らかにすることを目的としています。最近では，「トコロダ」という形式に着目をして，アンケート調査を行いながら，その使用動機を明らかにすることを試みています。

③について

機能語・実質語を問わず類義表現の使い分け規則の解明を行っています。また，最近では，似たような用法を持つ表現間の関係性に着目して，日本語学習者にどのような順序で提示していくのが望ましいのかということについても考えています。

所属大学では，留学生への日本語授業，日本語教員養成科目の他，学部生・大学院生への指導を行っています。

私の研究室では，言語学的研究，日本語学的研究，そして，日本語文法研究を志す人を歓迎しています。

私の研究室での研究を希望される方は，予め上記メールアドレスまでご連絡ください。