2010年
承諾獲得方略の使用可能性--承諾獲得方策の時系列的組み合わせ
広島大学心理学研究
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- 巻
- 号
- 10
- 開始ページ
- 47
- 終了ページ
- 52
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.15027/31304
- 出版者・発行元
- 広島大学大学院教育学研究科心理学講座
本研究の目的は, 他者に要請する状況で, 人がどのように承諾獲得方策を時系列的に組み合わせて使用するかを明らかにすることである。承諾獲得方策の時系列的組み合わせを承諾獲得方略とする。調査の結果, 3種類の承諾獲得方策(個人評価, 丁重, 他者利用)は, 1回目の要請よりも相手から断られた後の2回目の要請時に使用される可能性が高かった。反対に, 強硬方策は, 2回目の要請よりも1回目の要請時に使用される可能性が高かった。また, 承諾獲得方策の時系列的組み合わせに関して65.8%の人が, 1回目の要請と2回目の要請で異なる方策を使用することが分かった。そして, 1回目の要請時には様々な方策が使用されていても, 2回目の要請では, 91.5%の人が丁重方策や他者利用方策を使用することが分かった。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.15027/31304
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/120002970895
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11616129
- ID情報
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- DOI : 10.15027/31304
- ISSN : 1347-1619
- CiNii Articles ID : 120002970895
- CiNii Books ID : AA11616129
- identifiers.cinii_nr_id : 9000267790197