共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2016年3月

がん原遺伝子RASの活性化異変が引き起こす遺伝子サイレンシング機構の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)  若手研究(B)

課題番号
26830064
体系的課題番号
JP26830064
配分額
(総額)
3,900,000円
(直接経費)
3,000,000円
(間接経費)
900,000円

がん細胞のDNAに起こる突然変異はさまざまな遺伝子の発現パターンを変化させて、がん細胞の増殖能力や生存能力を異常なまでに活性化する。本研究では、がん細胞で最も高頻度に起こるRAS遺伝子の突然変異が細胞死を促す遺伝子の転写を抑制する分子機構を解析した。その結果、Erk2タンパク質のリン酸化酵素活性が転写抑制に必要であることを見出した。また転写が抑制されるときには、遺伝子周辺でヒストン修飾などのクロマチン環境が大きく変化するが、これは遺伝子の転写が抑制されたことが引き金となって起きていることが明らかになった。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26830064/26830064seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26830064
ID情報
  • 課題番号 : 26830064
  • 体系的課題番号 : JP26830064