2011年4月 - 2015年3月
極限環境下の生物多様性-モデルサイトとしての南極湖沼
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
南極湖底のコケ坊主については、原核・真核生物を網羅するメタゲノム解析等により多様性解析がほぼ完了した。微生物の多様性とそれらによる物質循環構造が再構築されたことで、モデル生態系としての意義が確立した。コケ植物、珪藻類、菌類に関しては、南極の広範囲に渡る多様性解析が進み、地域間比較や種間関係に関する研究へと発展した。クマムシについては昭和基地周辺の多様性の概要が明らかになったほか、飼育系を確立し繁殖生態に関する研究が進んだ。南極における外来種問題では、外来種子植物の起源が判明すると共に、生物多様性を脅かしうる重要なファクターとしての危険性評価を行うことが出来た。
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- 課題番号 : 23247012
- 体系的課題番号 : JP23247012
この研究課題の成果一覧
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講演・口頭発表等
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日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会講演要旨集 2020年9月