メディア報道

2022年2月28日

友滝 愛(執筆/監修), 深堀 浩樹, 津田 泰伸(編集協力). 看護師のギモンに応える!エビデンスの使い方・広め方 [第11回]質的分析によるエビデンスをEBPで活用する


種別
新聞・雑誌
執筆者
本人
発行元・放送局
株式会社 医学書院
番組・新聞雑誌名
週刊医学界新聞(看護号)
掲載箇所
第3459号

臨床疫学を基盤とするEvidence-based practice(EBP)では, その名称から“Evidence”に意識が向きがちですが,EBPの定義に立ち戻ると,「利用可能な最良のエビデンス・医療者の経験・患者の価値観を統合し,最善の医療を行うこと」とされます1)。実際に,臨床において量的なエビデンスのみで意思決定することはありません(連載第3~8回参照)。
また,EBPは人を対象とした臨床研究(量的研究)の結果をエビデンスとして実践に統合する方法論として始まりました。そのため,質的分析から得られる研究成果(註1)をEBPに統合する方法論はまだ発展途上にありますが,最善の医療を行うというEBPの目的において活用できると筆者は考えます。
そこで本稿では,EBPのプロセスで,看護師が質的分析による知見をエビデンスとして活用する視点について考えたいと思います(事例は,筆者の経験に基づく架空の例です)。

‣PDF版:https://www.igaku-shoin.co.jp/application/files/8816/4549/2822/3459.pdf

リンク情報
共同研究・競争的資金等の研究課題
臨床看護師の「科学的根拠に基づく実践」のための教育プログラムの評価に関する研究
共同研究・競争的資金等の研究課題
「専門看護師の科学的根拠に基づく実践」のための教育プログラムの開発
URL
https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2022/3459_06