講演・口頭発表等

2011年12月

高エネルギーX線を使ったAgNbO$_3$の構造解析

第21回日本MRS学術シンポジウム
  • 米田 安宏
  • ,
  • 吉井 賢資
  • ,
  • 小原 伸司

記述言語
英語
会議種別
開催地
横浜

AgNbO$_3$は高周波領域の強誘電体材料として使われているAg(Nb,Ta)O$_3$のエンドメンバーである。室温近傍で非常に複雑な相転移を起こし、構造も未だ決定していない。そこで、高エネルギーX線回折を行い、消衰効果が小さい事利用して、multiple scatteringを観測し、相転移系列を明らかにするとともに、得られた粉末X線パターンのrefinementを行った。その結果、低温領域に隠されたrhombohedral相があることが示唆された。したがって、AgNbO$_3$の相転移系列はPb(Zr,Ti)$_3$と同じあることがわかった。