2018年
香川大学での標的型攻撃メール訓練の導入と改善点の検討
学術情報処理研究
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- 巻
- 22
- 号
- 1
- 開始ページ
- 54
- 終了ページ
- 63
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.24669/jacn.22.1_54
- 出版者・発行元
- 国立大学法人 情報系センター協議会
<p>日本年金機構に対する標的型攻撃(2015年6月)では多数の個人情報が流出し,香川大学(以下:本学)の医学部附属病院でも,同様の攻撃によって端末1台がウイルスに感染するインシデントが発生した.本学では,こうした事例に基づき,2016年度に,情報セキュリティ対策の強化の一環として,構成員(特に教職員)による標的型攻撃メール対応訓練を導入した.これに続き,香川大学情報セキュリティインシデント対策チーム"KADAI CSIRT"(以下:本CSIRT)を発足させ,訓練・教育・注意喚起・報告受付の各業務を組織化し,攻撃に対する本学の潜在的課題やCSIRT活動の課題を探るべく調査を実施してきた.本論文では,標的型攻撃メール訓練に対する構成員から得られた主観的評価等のデータに基づきCSIRT構築過程を詳述する.</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.24669/jacn.22.1_54
- ISSN : 1343-2915
- CiNii Articles ID : 130007474809