2016年3月
条件の異なるスクワット動作遂行中の下肢の運動学的解析
日本保健科学学会誌
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- 巻
- 18
- 号
- 4
- 開始ページ
- 200
- 終了ページ
- 209
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 日本保健科学学会
本研究の目的は、条件の異なるスクワット動作遂行中における下肢関節角度の関係と下肢関節間の運動比率の存在、筋活動量の特性を明らかにすることとした。対象は、健常成人男性8名とした。運動課題は、足圧中心の3つの異なる条件(1:中間位、2:前方位、3:後方位)での両脚スクワット動作とした。結果、3条件とも股臓節角度に対する膝・足関節角度の関係は、直線回帰式で示せた。股関節角度を基準とした膝・足関節角度の運動比率(膝/股比、足/股比)は、3条件とも一定に推移したがその値は条件間で異なり、条件1・2ではそれぞれ1.1、0.4、条件3では0.9、0.2となった。筋活動量は3条件とも、大腿直筋、内側広筋、外側広筋、前脛骨筋の活動が動作開始から終了にかけて有意に増加した。前脛骨筋のみ動作間の違いがあり、条件2、1、3の順で有意に活動量が多かった。本研究より、スクワット動作では下肢関節間に一定の運動比率が存在したが、その値は足圧中心位置により異なり中間・前方位より後方位で小さいことが示された。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1880-0211
- 医中誌Web ID : Q411210003
- CiNii Articles ID : 40020803159
- CiNii Books ID : AA12001334