MISC

2018年9月

【化学療法時の栄養管理】 化学療法に伴う味覚・嗅覚障害への対応

日本静脈経腸栄養学会雑誌
  • 堤 理恵
  • ,
  • 瀬部 真由
  • ,
  • 別府 香名
  • ,
  • 渡辺 涼乃
  • ,
  • 尾平 優
  • ,
  • 黒田 雅士
  • ,
  • 阪上 浩

33
4
開始ページ
1019
終了ページ
1024
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)ジェフコーポレーション

がんの化学療法中に味覚・嗅覚障害は頻繁に生じ、患者のquality of life(以下、QOLと略)だけでなく、体重低下や栄養状態の悪化を引き起こす深刻な副作用である。しかしながらこれまで確立された治療法や予防策はなく、食事内容や形態の工夫が主な対処法であった。味覚障害は薬剤による亜鉛のキレート化が原因であるとされているが、これに加えて味覚受容体遺伝子の発現変化や口腔粘膜障害の影響も報告されている。本稿では、化学療法中に生じる味覚・嗅覚障害の実態とともに、これに対する栄養的なアプローチを紹介する。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 2189-0161
  • 医中誌Web ID : SA04040006

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