2023年2月5日
乳癌診療ガイドラインの新しいアプローチとこれから期待のAI・新規画像診断
日本乳癌画像研究会
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
本講演では、2022年7月に刊行された乳癌診療ガイドライン2022年版の検診・診断のパートについて概説する。初めにガイドラインを理解するにあたって必要なガイドライン作成法や作成の経緯、今回の版で取り組んだ新たな試みを紹介し、CQ,BQ,FRQといった用語を簡単に解説する。後半では本ガイドラインのトピックのうち比較的新しいもの、具体的には乳房構成判定における自動測定ソフトの有用性やマンモグラフィ検診読影における人工知能を基にしたCADソフトについての検討など乳癌検診における画像診断や我々のワークフローを大きく変革しうる課題を取り上げる。また、診療においては最近注目のMRI・PETによる乳癌術前治療後の病理学的CRの予測、乳房専用PETを用いた乳癌術前広がり診断などを取り上げる。これらは、しっかりしたエビデンスはまだないが、近い将来の課題と考えられるものでFRQとして位置づけている。診療ガイドライン作成を通じて我々が見出した画像診断分野における課題や今後のあるべき方向性など、ガイドライン本文では伝えきれなかったメッセージをお届けしたい。