MISC

2020年6月

【酸素環境と臓器機能 感知・応答のメカニズムから最新の酸素イメージングまで】酸素環境と造血幹細胞システム

実験医学
  • 綿貫 慎太郎
  • ,
  • 小林 央
  • ,
  • 田久保 圭誉

38
9
開始ページ
1436
終了ページ
1440
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)羊土社

好気的生物は生存のために十分な量の酸素を必要とするが、その一方で体内には低酸素環境を自身の生存や機能維持にうまく利用している細胞がいる。血液系で最も未分化な造血幹細胞はその一例として知られている。哺乳類の造血幹細胞は低酸素環境である骨髄で、低酸素応答機構を発動させながら代謝プログラムや細胞周期の静止期性を維持し、幹細胞性を保つことが報告されている。近年ではこれらの知見をもとに、体外で造血幹細胞を骨髄内と同じように細胞周期を静止期に保つことも可能となった。本稿ではこうした低酸素環境による造血幹細胞制御について概説する。(著者抄録)

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2020&ichushi_jid=J01704&link_issn=&doc_id=20200601170003&doc_link_id=%2Fai4jigkb%2F2020%2F003809%2F003%2F1436b1440%26dl%3D3&url=http%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fai4jigkb%2F2020%2F003809%2F003%2F1436b1440%26dl%3D3&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_4.gif
ID情報
  • ISSN : 0288-5514
  • 医中誌Web ID : 2020277704

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