2012年4月 - 2015年3月
熱音響システムの高効率化のためのハニカムセラミックスの検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
熱音響システムにおいて、キーデバイスである熱音響変換素子に関する研究を行った。本研究では、従来多くの研究で用いられてきたハニカムセラミックスに代わる新たな熱音響変換素子について検討した。金網の積層体や微細ガラス管を束ねた素子、そして3Dプリンタを用いた樹脂素材による素子を製作し、スピーカからの音波で音響管中に定在波音場を形成し、素子の両端に形成される温度差を評価した。その結果、3Dプリンタを用いて製作した内部でスパイラル状にひねる素子において、ひねることにより表面積が増加して熱交換が効率的に行われ、より高い温度差を得られることを示した。
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- 課題番号 : 24560281
- 体系的課題番号 : JP24560281