論文

査読有り
2018年6月

脳卒中ドライバーのスクリーニング評価日本語版(J-SDSA)の基準値に関する検討

高次脳機能研究
  • 山田 恭平
  • ,
  • 加藤 貴志
  • ,
  • 外川 佑
  • ,
  • 藤田 佳男
  • ,
  • 三村 將

38
2
開始ページ
239
終了ページ
246
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
出版者・発行元
(一社)日本高次脳機能障害学会

4つの下位検査からなる脳卒中ドライバーのスクリーニング評価日本版(J-SDSA)が開発されたが、本邦における参考値は明確になっていない。そこで本研究の目的は、脳損傷者においてJ-SDSAを用いて運転可能と判断される各下位検査のカットオフ値を示すこと、さらに得られたカットオフ値と下位検査の組み合わせから実車評価結果の予測精度を明らかにすることとした。対象は7施設、94名の脳損傷者である。対象者にはJ-SDSAを施行し、その後実車評価を行った。実車評価の結果は、教習所指導員の判定に基づいて運転可能群と運転不適群に分類された。群間比較では、J-SDSAの方向、コンパス、道路標識の得点で有意差を認め、可能群の成績が良好であった。上記3つの検査のカットオフ値を算出し、検査の組み合わせを検討したところ、3検査ともカットオフ値を上回った対象者については80%以上の精度で運転可能と予測できた。また、3つとも下回った対象者については運転不適と予測できた。(著者抄録)

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2018&ichushi_jid=J03880&link_issn=&doc_id=20180704240017&doc_link_id=130007672303&url=https%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F130007672303&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_1.gif
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ID情報
  • ISSN : 1348-4818
  • eISSN : 1880-6554
  • 医中誌Web ID : 2018377944

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