基本情報

所属
東京工業大学 科学技術創成研究院 福島復興・再生研究ユニット 助教
学位
工学博士(東京工業大学)

J-GLOBAL ID
201801010789053980
researchmap会員ID
B000300397

外部リンク

 2050年までのゼロカーボン化に向け、再生可能エネルギーと原子力エネルギーの協奏的利用が重要と考えています。しかしながらそのような研究は十分なされていないのが現状だと思います。そこで従来の原子力の概念にとらわれず、新たなエネルギーシステムの構築を目指し、幅広い研究を展開するように心がけています。原子力における最大の課題である廃棄物、核燃料サイクルの要である(次世代)再処理やエネルギー利用シナリオ・戦略研究、これらを実現するための基礎的なマテリアルサイエンスに多数の共同研究者と共に取り組んでいます。
 研究は工学から理学までまたがり、コロナ禍を契機に実験から更に計算までを広くカバーした上で、システム研究としてまとめられるよう心掛けています。特に分離科学に興味を持ち、分離対象は原子力を中心に都市鉱山や分析化学上重要な分離、価数制御と組み合わせた分離、そのベースとなる熱力学や溶液化学等と広く取り組んでいます。抽出剤、錯化剤、吸着材(有機、無機)の合成とその物性評価、単結晶や放射光EXAFSをツールとした錯体化学研究(抽出、吸着性能と構造との相関)も推進しており、有機化学から無機化学までをカバーしています。取り扱う元素は希土類元素が多いが、アクチノイド(ウラン、トリウム、アメリシウム、ネプツニウムなど)、白金族元素(パラジウム、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、白金)、セシウム、ストロンチウム、スズ、鉄等も共同研究の対象としています。近年加速器を用いて合成した短寿命RIを用いた研究も推進しています。
 原子力利用の社会受容性向上には、廃棄物、福島第一原子力発電所事故(1F)の解決が重要です。1Fで発生した廃棄物の固化体合成、安定化・廃棄物化、デブリの経年変化、処分概念の構築に多様な物性科学的手法を駆使して取り組んでいます。
 研究は東工大外の施設、例えばSPring-8、Photon Factory、あいちシンクロトロン光センター、JRR-3、東北大学の施設利用共同研究(金属材料研究所α放射体実験室、大洗の量子エネルギー材料科学国際研究センター、電子光理学研究センター、サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター)、京都大学複合原子力科学研究所も積極的に活用して進めています。このような多拠点、多数のグループとの共同研究はコミュニティの拡大と多様な気づきが得られ重要と考えています。ポストコロナに向けて国際共同研究も開拓していく予定です。

 愛妻家、愛猫家。フルマラソンはサブ3、ウルトラマラソン(100km)はサブ9達成。小学校から大学まで硬式テニスに打ち込む。共同研究提案など、募集しています。


論文

  61

MISC

  56

講演・口頭発表等

  237

共同研究・競争的資金等の研究課題

  34

産業財産権

  3

メディア報道

  4

その他

  10