2016年10月
メタボリックシンドローム患者への家庭血圧手帳プログラムの介入効果
日本栄養士会雑誌
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 59
- 号
- 10
- 開始ページ
- 24
- 終了ページ
- 33
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (公社)日本栄養士会
メタボリックシンドローム(MS)患者で、栄養指導と共に血圧、糖・脂質代謝改善の行動目標を提案した「行動目標血圧(行動目標)手帳」と「通常血圧(通常)手帳」を比較した。解析対象者は高血圧合併MS患者35人(男性16/女性19)、介入期間は12週とした。行動目標手帳、通常手帳の両群へ初回に個別栄養指導後、0、6、12週後に外来受診、血液検査、血圧測定、身体計測を行った。12週後に行動目標手帳提出者(A群)、未提出者(B群)、通常手帳提出者(C群)、未提出者(D群)に分けて解析した。診察室血圧は手帳間で差はなく、A群、C群共に、朝の家庭血圧は有意に低下した。体重低下量、血液検査は手帳間に差は無かったが、A+C群はB+D群に比べて体重、BMI、ウエスト周囲長は有意に低下した。B+D群の家庭血圧は得られなかったが、行動目標記入にかかわらず、初回の栄養指導と血圧手帳記入の組み合わせが、身体計測値と家庭血圧を改善する可能性が示唆された。(著者抄録)
- ID情報
-
- ISSN : 2187-4476
- 医中誌Web ID : 2016410429