論文

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2018年7月

討議倫理学におけるフィヒテ的アプローチ ―「当事者性」と「普遍」を手掛かりとして―

日本カント研究
  • 嘉目 道人

19
開始ページ
104
終了ページ
120
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)

普遍主義的道徳を再興するという討議倫理学の本来の目的を達成するには、ハーバーマスのカント的なアプローチよりもアーペルのフィヒテ的アプローチの方が適している、と論じたものです。ハーバーマスは「当事者」の視点を救おうとした結果、理論の普遍性を担保できなくなっている、というのがその根拠です。

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