2015年12月
日本の中学校理科教科書に見られる学習内容構造の特徴 : 『Science』における学習内容構造を手がかりとして
島根大学教育学部紀要. 教育科学, 人文・社会科学, 自然科学 = Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University
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- 巻
- 49
- 号
- 開始ページ
- 55
- 終了ページ
- 67
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 島根大学教育学部
アメリカの初等科学教科書の一つである『Science Grade 6』には4種類の学習内容構造が明示されている。4種類の学習内容構造に基づいて日本の中学校理科教科書「電流とその利用」単元における学習内容構造を図に表して分析・検討を加えた。その結果,日本の教科書に見られる学習内容構造には,直接的に中心となる科学的知識に至る4パターンと組み合わせて中心となる科学的知識に至る16パターンを合わせた最大20パターンのうち12パターンが見られた。そして,日本の教科書それぞれで学習内容構造の適用パターンが異なっていた。さらに,5つの日本の教科書とも「主な考えと詳細」の学習内容構造を用いている学習内容が多く見られた。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1880-8581
- CiNii Articles ID : 120005694028
- CiNii Books ID : AA12171265