共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2018年3月

認知バイアス効果を応用した健康格差対策のための新しい行動変容モデルの開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究  挑戦的萌芽研究

課題番号
26670306
体系的課題番号
JP26670306
配分額
(総額)
3,900,000円
(直接経費)
3,000,000円
(間接経費)
900,000円

疾病予防行動の社会経済格差是正に向け、人の持つ認知バイアス効果を応用した行動科学アプローチの枠組みを整理したのち、実証研究を行った。健康チェックサービス事業者のデータを用いて、サービス利用の勧誘の際、従来の健康リスクの理解を促す方法と、サービスへの興味関心を引きやすい感性に訴える方法を用いた場合の利用者の属性を比較したところ、後者の方が社会的に不利な状況(無職者など)の割合が高かった。足立区と区内26のレストランと合同で行った、野菜増量メニュー注文者に対する50円割引キャンペーンの効果検証の結果、普段昼食に支払う価格が最も少ない人々でキャンペーンの効果が最も高まり、店舗の売り上げも増加した。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26670306/26670306seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26670306
ID情報
  • 課題番号 : 26670306
  • 体系的課題番号 : JP26670306