基本情報

所属
気象庁 気象大学校 講師
学位
博士(理学)(2012年 東京大学)

researchmap会員ID
5000038824

外部リンク

中緯度の総観気象現象が主な研究対象です。簡単に言うと、天気図に描画される低気圧・高気圧・前線の構造やメカニズム等です。

気象研究所台風研究部に所属していた間は、主に台風が中緯度に北上したときの構造変化を主な研究対象にしていました。台風は低緯度にあるときは軸対称構造で眼の近傍で特に強い風が吹くのに対して、中緯度で温帯低気圧に変わりつつあるときは、中心から離れた広い範囲で強い雨・風が生じるようになるので、低緯度の台風とは異なる注意が必要です。

気象大学校では、気象庁職員(大学部学生を含む)に対して、天気予報に非常に重要となる総観気象現象や、それを物理学的に説明する気象力学について教えています。そのために台風以外の現象(普通の教科書に出てこない「変な」低気圧、梅雨前線や冬の降雪をもたらす気圧場も含む)に関する研究も行っています。天気予報の担当者は「今日の天気現象は専門でないのでわかりません」とは言えないので一番大変と思っています。

大学校での授業のテキストとして作成した「総観気象学 基礎編」と「総観気象学 応用編」が2019年に、また「総観気象学 理論編」が2022年に、それぞれ気象庁で発行されました。

なお、気象大学校は現時点では「科学研究費補助金取扱規程(昭和40年3月30日文部省告示第110号)」第2条で定められた研究機関には指定されていないので、研究者番号はありません。


研究キーワード

  3

主要な経歴

  7

学歴

  1

論文

  32

MISC

  57

書籍等出版物

  3

講演・口頭発表等

  10

主要な担当経験のある科目(授業)

  6

主要な所属学協会

  3